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文芸評論家 清水信氏 永見隆幸と著書『銀の光輝~しろがねのこうき』を論評 [NAGAMI Takayuki - sensei]



文芸評論家の清水信氏は、文芸誌『火涼』67号(2013年11月9日発行)の「文学祭図書室」で、永見隆幸と著書『銀の光輝~しろがねのこうき』について言及、次のように解説した。



 永見隆幸の『銀の光輝』の出版記念会があり、初夏の名古屋のホテルに出かけた。21枚の美しい図版も含んだ、この瀟洒な本は(2013年、NG出版)、来年生誕百年を迎える抽象画家・浅野弥衛を論じた本格的な美術論である。
 永見隆幸は長年の滞米生活の中、本格的な実力派歌手として、クラシックからジャズまで、数多くのコンサートやミュージカルに出演。その一部の舞台には私も親しんでいるが、天才肌で芸術家気質の行動人、論理的かつ哲学的な思惟の人、としての両面を生かした美術論は、独特の美意識に支えられた唯一の分野を開拓しているものと思われる。



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永見隆幸『銀の光輝』出版記念祝賀会で挨拶する清水信氏


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清水信氏(前列右)と永見隆幸氏(前列左)


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芸術評論家の馬場駿吉氏によるスピーチに耳を傾ける清水信氏ご夫妻。



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清水信氏 略歴

文芸評論家。学生時代より小林秀雄や萩原朔太郎の薫陶を受ける。
昭和37年「当世文人気質」によって小説の芥川賞にならぶ評論の近代文学賞を、吉本隆明と立原正秋に続いて、受賞した。名古屋で「北斗」を創刊、多くの評論や小説を発表する。著作に「清水信文学選」(全101巻)ほか多数。芥川賞や直木賞をはじめ数々の文学賞の選考委員や予備選考委員を歴任した。新聞や雑誌の文芸評論、講演などでも活躍する。
三重文学協会会長。中部ペンクラブ顧問。全国同人雑誌センター主宰。
第60回中日文化賞受賞、平成20年度三重県県民功労者賞受賞。





永見隆幸著『銀の光輝』
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