SSブログ

第二幕 舞台写真 & 設楽知昭展 写真 『サラ~ベル・エポックを生きた華』 永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー [メリー情報]



たいへん長らくお待たせしました。大勢の皆様から「まだか、まだか。」と、幾度となく強い要請をいただいておりましたが…



平成28年、永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー公演 2016 音楽劇『サラ ~ ベル・エポックを生きた華』第二幕の舞台写真と、同時に開催された設楽知昭展 &『サラ ~ ベル・エポック』展 の写真ができあがりました!



誠に恐れ入りますが 「写真や画像やロゴ等の転載は厳禁」ですので ご了承ください。
Sorry but the reproduction of the photograph and the logotype is strictly forbidden.

PHOTO:テス大阪





sara 2-1-1.JPG

シェイクスピア『ハムレット』の稽古に励むサラと友人の降霊術師リナ・フェルクル



sara 2-1-2.JPG
『時代遅れ』

サラに関する号外が発端でサラ派と反サラ派に分かれて言い争う女達





sara 2-1-3.JPG

降霊術師リナ・フェルクル、リナと共にいる友人のミュシャ、トスカを観劇する公爵、夫々の見る世界が混然と交わり…

サラが演じるトスカの台詞が聞こえて来る。

「 純粋な愛を貫かんとする私を、よくも裏切ってくれたわ、スカルピア! 神の御前で相見えん!」

身を投げるトスカ。と同時に、重い衝撃音が聞こえる。方々で上る悲鳴。騒然となる劇場で思わず「 サラ!」と叫ぶ公爵。          





sara 2-2-1.JPG
サラが負った大怪我の原因が大道具係のうたた寝と判明

土下座して謝る大道具係に問質す公爵

「サラは舞台に命を懸けている。以後、半端な気持ちで舞台に関る事はないな。」





sara 2-2-2.JPG
サラ:公爵様、どうぞ責は私に。他を咎めることはさせないと、お約束くださいませんか。

公爵:(一呼吸あって)引受けましょう。この芝居で起きた事は神の御心。誰も責を負うことはない。サラ、もちろん貴女の決断も正しかった。





sara 2-3-1.JPG
『月に咲く花』公爵の独唱



sara 2-3-2.JPG
手繰り寄せ目の前に居ると抱きしめた幻の母



sara 2-3-3.JPG
もう何も怖れることなく安らかに
月明りに照らされ咲き誇る花よ



sara 2-3-5.JPG
究極の超難曲『月に咲く花』を熱唱する公爵(永見隆幸)





sara 2-5-1.JPG
シェフのオーギュスト・エスコフィエから贈られて来たパイナップルをサラの息子モーリスに手渡される女中のコリーヌ



sara 2-5-2.JPG
見舞の果物をサラ(目次恭子)の許へ運ぶ女中コリーヌ(渡辺菜津葉)





sara 2-5-3.JPG
サラの容体を案じて公爵に病状を伺うエドモンとロズモンドとモーリス





sara 2-6-1.JPG
回復不能と診断された足の切断を決意して再び舞台に立つ意志を固めたサラに『サラを讃える歌』を贈る公爵





sara 2-6-2.JPG
魅惑の声 華麗な身のこなし
姫君を演じれば 気高く美しい姿に 礼を尽し 跪くだろう
勇敢な青年を演じれば 勇ましい雄姿に 町中の娘達は 憧れを抱く



sara 2-6-3.JPG
百合の花言葉は まさに貴女 純粋で威厳に満ち マリアに捧げられし花



sara 2-6-5.JPG
まさしく それがサラ いと気高き 大輪の白き百合

『サラを讃える歌』





sara 2-7-1.JPG
公爵の袖が捲れていることに気付いて直すサラ

最期になることを予感して万感の思いで別れる公爵とサラ





sara 2-7-2.JPG
生きて天職を全うせんと毅然たる表情で歌うサラのソロ『百合の花』





sara 2-7-3.JPG

祖国を思いスラヴ舞曲に合せて踊るアルフォンス・ミュシャ

本物の芸術家を目指すミュシャは祖国に帰ることを決意





実際のミュシャは、明治43年=1910年、故国チェコに帰って『スラヴ叙事詩』に着手し、昭和3年=1928年に、この20点の絵画からなる連作を完成させます。スメタナの『わが祖国』を聴いて着想を得たと伝えられる本作は、現在、プラハ国立美術館のヴェレトゥルジュニー宮殿に展示されています。

1918年、オーストリア帝国が崩壊してチェコスロバキア共和国が誕生すると、ミュシャは祖国のために無報酬で国章や紙幣や切手などをデザインしました。

しかし、昭和14年=1939年、ナチス・ドイツによってチェコスロヴァキア共和国は解体されてしまいます。「ミュシャの絵画は愛国心を刺激する」という理由で彼はゲシュタポに逮捕され、激しい尋問を加えられます。78歳の老人には耐えられなかったのでしょう。肺炎に罹り、釈放されたものの、その年の7月14日、アルフォンス・ミュシャは、祖国の解放を知らぬまま、帰らぬ人となりました。





sara 2-8-1.JPG
エピローグ『O Holy Night / オー・ホーリー・ナイト / おぉ聖なる夜よ / 清かに星は煌き』



プロローグ同様、エピローグに『O Holy Night ~ おぉ聖なる夜よ』を持って来られたのも永見先生です。



sara 2-8-2.JPG

O holy night!
おぉ聖なる夜!
The stars are brightly shining
星は輝き煌きぬ
It is the night of the dear Savior's birth!
貴き救い主の生れ給いし夜!
Long lay the world in sin and error pining
長きに亘り罪と過ちに埋もれたる世界は渇望せり
Till he appeared and the soul felt its worth.
主が現れ給うて魂がその真価を感じることを
A thrill of hope the weary soul rejoices
希望に打震え疲れ果てし魂は歓びぬ
For yonder breaks a new and glorious morn!
彼方なる新しき栄光の夜明け!
Fall on your knees
跪け
Oh hear the angel voices
おぉ聴け天使の声を
Oh night divine!
おぉ聖なる夜!
Oh night when Christ was born
おぉキリストの生れ給うた夜
Oh night divine!
おぉ神々しき夜よ!
Oh night, Oh night divine!
おぉ夜よ、おぉ神聖なる夜よ!



sara 2-8-3.JPG
『O Holy Night ~ オー・ホーリー・ナイト』をソロで熱唱する公爵





sara 2-10-2.JPG
カーテン・コール



sara 2-10-1.JPG
万雷の拍手と大歓声に応える公爵(永見隆幸)



sara 2-10-3.JPG
Curtain Call "Sarah Bernhardt ~ The bloom who lived through the era of Belle Epoque"





設楽知昭作品展 ~『サラ~ベル・エポックを生きた華』の 舞台 より



sara exh. set-drawing.JPG
舞台の基本になる形を描いたドゥローイング



sara exh. set-model.JPG
舞台の原型になった模型



sara exh. stage-drawing1.JPG
幻想的に浮び上った画像のドゥローイングその1



sara exh. stage-drawing2.JPG
幻想的に浮び上った画像のドゥローイングその2



sara exh. coffin-drawing.JPG
大道具が制作した棺のドゥローイング



sara exh. object drawing crying-heart.JPG
舞台上手に吊るされていたオブジェのドゥローイング『泣く心臓』

舞台の異化に大きく貢献したこのオブジェが「薄翅蜉蝣(ウスバカゲロウ)に見える」とおっしゃったのは、名古屋ボストン美術館館長で芸術評論家の馬場駿吉さん。馬場さんの発言で、このオブジェをめぐり、興味深い話が陸続と展開され、楽しいひと時になりました。





『サラ ~ ベル・エポック』展 より



sara exh. colonet.JPG
サラ・ベルナールが被った百合の冠をイメージして、ヴィクトリアンボックスの田中愛さんが制作してくださったものです。本物より素晴らしいと、あるジュエラーがコメント。





sara exh. antique.JPG

展示品は、サラ・ベルナールが生きていた時代のパンフレットやチラシやポスター、懐中時計、ミュシャがデザインしたビスケットの缶、ミュシャが編纂して多くの名立たる芸術家が寄稿した『サラ・ベルナールを讃える本』等々。

設楽展を美術館の展示になぞらえるならば、本展は博物館の様相を呈していました。馬場駿吉さんをはじめ、多くの方々が展示品を写真に収めていらしたのが、印象的でした。





PHOTO:テス大阪



誠に恐れ入りますが 「写真や画像やロゴ等の転載は厳禁」ですので ご了承ください。
Sorry but the reproduction of the photograph and the logotype is strictly forbidden.



『サラ』のお客様&打上の模様
 ↓
https://merry2.blog.so-net.ne.jp/2017-05-03


『サラ』第一幕 舞台写真
 ↓
https://merry2.blog.so-net.ne.jp/2017-03-02-1


『サラ』の舞台評が日経に掲載
 ↓
https://merry2.blog.so-net.ne.jp/2016-12-07



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。